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目次
第一部
第一章 上州で流通した鉛銭の総称
一 碓氷峠切手銭
二 上州、上野を冠する総称
三 上州鉛銭
第二章 上州鉛銭誕生の背景
一 上州と鉛
(一)上州の鉛山
(二)上州と越後鉛
二 上州の貨幣事情
(一)中之条の銭不足
(二)渋川の銭不足
付 江戸の銭貨事情寸見
(三)上州の藩札と県札
1 上州の藩札
付 前橋藩元禄札、高崎藩享保札
2 渋川における岩鼻県札と藩札
三 横浜開港と上州の生糸景気
四 明治維新後における上州北部の通貨混乱
第三章 上州鉛銭の発行
一 上州鉛銭の発行時期
(一)上州鉛銭の誕生
(二)上州鉛銭の発行情況
(三)上州鉛銭の額面の変化
(四)上州鉛銭の終焉
(五)上州鉛銭の発行時期に関する従前の見解
二 上州鉛銭発行と公儀
三 上州鉛銭発行の狙い
第四章 上州鉛銭の製法
一 打法
二 鋳造
三 手彫り
第五章 上州鉛銭の姿
一 目方
二 形状
三 面背
四 銭文
(一)額面
(二)目方
(三)発行者
(四)発行年
(五)流通地
五 肌色
第六章 上州鉛銭の流通
一 歓迎された上州鉛銭
(一)ぶっきり銭
(二)満身創痍の鉛銭
(三)便利な額面
(四)上州と金属貨幣
二 上州鉛銭の発行と回収
三 上州鉛銭の流通範囲
四 上州鉛銭の流通地帯
第七章 上州鉛銭の発行数と現存情況
一 発行数
二 現存情況
第八章 上州鉛銭の範疇
一 上州鉛銭の範疇
二 上州鉛銭と断定できる鉛銭
三 上州鉛銭とする根拠が不明確な鉛銭
第九章 上州鉛銭のまがいもの
一 上州鉛銭に時代贋は無い
二 まがいものあれこれ
第十章 上州鉛銭の銘柄
二十四文吉市堀吉、十六文吉市堀吉、價二十文吉市
二十四文売
外金、金
八匁二十四文売、安政六
代二十四文、目方八匁
二十四文ウリ、目方八匁
百文売
五匁五ト十六売
價二十四文・豊彦
價二十四文・宮孫
二十四文売・今善
二十四文田清
代二十四文・中
廿四文うり・田
廿四文
廿四文
二十四文・つ下
代二十四文・セ下
二十四文・山口
廿四文
二十四文・店
五十文
△五十文
二十四文
廿四
二十四文・万延
廿四文賈・大喜、廿四文賈・(解読不能)
二十四文賈
正札二十四文
正札二十四文・、正札廿四文・
正札二十四文・
正札二十四文・
廿四札
二十四文富岡用弁
代二十四文・下仁田
百二十目ニシムラ
第二部
第一章 上州鉛銭探訪事情
一 上州鉛銭探訪における繭泉の位置
(一)繭泉の年代における上州鉛銭の伝承情況
(二)上州鉛銭探訪の便宜に恵まれた繭泉
二 上州鉛銭の情報収集
(一)寄稿
(二)泉譜登載
(三)講演の引き受け
(四)郷土史研究会・貨幣会入会
(五)役職在任
三 繭泉の古貨幣収集
(一)戦前、戦後における古貨幣収集
(二)上州鉛銭の収集
第二章 上州鉛銭譚
一 鉛を素材とする貨幣
二 関銭・山内通用銭・こより銭
三 二十四文の使用価値
四 現代の小額貨幣不足現象
五 上州と松浦多気志楼
六 上州鉛銭は文化遺産
あとがき