留書 上州鉛銭

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発行 平成十五年一月八日
定価 4,700円+送料350円
題名 留書 上州鉛銭
著者 梅沢信夫
  〒377-0016
群馬県渋川市2520-6
(梅沢信夫方)
上州鉛銭研究舎発行

目次

第一部

第一章 上州で流通した鉛銭の総称

一 碓氷峠切手銭
二 上州、上野を冠する総称
三 上州鉛銭

第二章 上州鉛銭誕生の背景

一 上州と鉛
  (一)上州の鉛山
  (二)上州と越後鉛
二 上州の貨幣事情
  (一)中之条の銭不足
  (二)渋川の銭不足
    付 江戸の銭貨事情寸見
  (三)上州の藩札と県札
    1 上州の藩札
    付 前橋藩元禄札、高崎藩享保札
    2 渋川における岩鼻県札と藩札
三 横浜開港と上州の生糸景気
四 明治維新後における上州北部の通貨混乱

第三章 上州鉛銭の発行

一 上州鉛銭の発行時期
  (一)上州鉛銭の誕生
  (二)上州鉛銭の発行情況
  (三)上州鉛銭の額面の変化
  (四)上州鉛銭の終焉
  (五)上州鉛銭の発行時期に関する従前の見解
二 上州鉛銭発行と公儀
三 上州鉛銭発行の狙い

第四章 上州鉛銭の製法

一 打法
二 鋳造
三 手彫り

第五章   上州鉛銭の姿

一 目方
二 形状
三 面背
四 銭文
  (一)額面
  (二)目方
  (三)発行者
  (四)発行年
  (五)流通地
五 肌色

第六章 上州鉛銭の流通

一 歓迎された上州鉛銭
  (一)ぶっきり銭
  (二)満身創痍の鉛銭
  (三)便利な額面
  (四)上州と金属貨幣
二 上州鉛銭の発行と回収
三 上州鉛銭の流通範囲
四 上州鉛銭の流通地帯

第七章 上州鉛銭の発行数と現存情況

一 発行数
二 現存情況

第八章 上州鉛銭の範疇

一 上州鉛銭の範疇
二 上州鉛銭と断定できる鉛銭
三 上州鉛銭とする根拠が不明確な鉛銭

第九章 上州鉛銭のまがいもの

一 上州鉛銭に時代贋は無い
二 まがいものあれこれ

第十章 上州鉛銭の銘柄

二十四文吉市堀吉、十六文吉市堀吉、價二十文吉市
まる塩二十四文売
外金、まると
八匁二十四文売、安政六
代二十四文、目方八匁
二十四文ウリ、目方八匁
まるしぶ百文売
五匁五ト十六売
價二十四文・かくじょうまる豊彦
價二十四文・宮孫
二十四文売・今善
二十四文田清
代二十四文・かくなか
廿四文うり・田
まるしょう廿四文
まるしょう廿四文やまじゅう
二十四文・つ下
代二十四文・セ下
二十四文・おうぎ山口
廿四文かくきち
二十四文・やまじゅうさんかく
やまじゅうさんかく五十文
△五十文
二十四文
まるせ廿四
まるうえ二十四文・万延
まるだい廿四文賈・大喜、まるだい廿四文賈・(解読不能)
まるあき二十四文賈
正札二十四文
正札二十四文・まるいち、正札廿四文・まるいち
正札二十四文・やまいち
正札二十四文・まるいずみ
廿四札やまうろこ
二十四文富岡用弁
代二十四文・下仁田
百二十目ニシムラ

第二部

第一章 上州鉛銭探訪事情

一 上州鉛銭探訪における繭泉の位置
  (一)繭泉の年代における上州鉛銭の伝承情況
  (二)上州鉛銭探訪の便宜に恵まれた繭泉
二 上州鉛銭の情報収集
  (一)寄稿
  (二)泉譜登載
  (三)講演の引き受け
  (四)郷土史研究会・貨幣会入会
  (五)役職在任
三 繭泉の古貨幣収集
  (一)戦前、戦後における古貨幣収集
  (二)上州鉛銭の収集

第二章 上州鉛銭譚

一 鉛を素材とする貨幣
二 関銭・山内通用銭・こより銭
三 二十四文の使用価値
四 現代の小額貨幣不足現象
五 上州と松浦多気志楼
六 上州鉛銭は文化遺産

あとがき